混色レシピ2回目は、「明暗表現」です。
白(No. 100)・黒(No. 131)・灰(No. 133)
明暗表現に使うのは、白(100番)と黒(131番)です。シンプルですね。
チョークアートは黒色のボードに描くので、この「黒色パステル(131番)」があまり減らない方もいらっしゃるのでは。
今回は、色のトーンを変える役割を与えてみましょう。
元の色は、106番です。下から、元の色、100番を足したもの、133番(GRAY)を足したもの、131番を足したものです。
白と黒に加えて、グレーも使ってみました。
明るくしたいときは100番、暗くしたいときは131番。少し暗くしたいときは133番を。
「GRAY」は、今回は133番を使用しました。133番より濃い134番を使っても構いません。
1色のバリエーションを増やす
この混色レシピで使っている「ぺんてる専門家オイルパステル」は、全49色です。
そこから、白、黒、グレー(133番と134番)を除くと、45色になります。この45色に明暗を付けると、45色×3パターンで、135色が使えることになります。
例えば、ぺんてるは他のメーカーに比べて「緑色」の数が少ないのですが、これも、この明暗の混色だけで、色を増やすことができるのです。
最初の混色におすすめ
パステルを眺めていると、「この色とこの色を混ぜたらどんな風になるかな」と想像しては楽しくなりませんか。
だからと言って、やみくもに混ぜても、綺麗な色ができるわけじゃなし、キリも無いしと、あまりいいことはありません。
そんな中、失敗も少なく、ある程度の想定内の色ができるという点では、最初にトライする混色レシピとしておススメできます。
[うまくいかないときは…]
・パステルの先が汚れたり、塗りカスが付いたままではありませんか。しっかり拭ってから行いましょう。
・白、黒、グレーを塗り重ねるときに、力を入れ過ぎていませんか。元の色を取ってしまわないように、優しく、力を抜いて塗り重ねましょう。塗るというより、撫でるというくらいの感覚です。
・チョークアート用ボードの上で行いましょう。画用紙などでも多少は効果が分かりますが、ボードのザラザラ面で塗ってみるのと、画用紙のスベスベ面で塗るのとでは発色が違います。