混色レシピ1回目は、チョークアートでありがちな、「色がやたら派手になってしまった!」場合の対処法をご紹介します。
No. 132は「万能薬」
チョークアートを看板絵として使う場合は、もちろん派手に目立ったほうがいいのですが、お店の雰囲気に合わなかったり、せっかく素敵な絵なのに品がなくなってしまう等、派手色にも弊害がつきものです。
また、全体を見たときに、目立ってほしくない部分が悪目立ちしている、なんてこともありますよね。
そんな時に、「万能薬」として活躍するのが、「132番」(ぺんてる専門家オイルパステル)です。
「YELLOW GRAY」という、この微妙な色のパステルを持て余している方は、意外に多いかもしれませんね。
ついに、役に立つ時が来ましたよ。
色味を抑える効果
四角く塗った左側が元の色(上から142番、136番、110番)で、右隣がそれぞれ132番と混色したものです。
混色の方法は、元の色(上記の例では、142番や136番のこと)の上から、132番を優しく塗り重ねるだけ。
写真なので色の変化が微妙ですが、トーンが落ちているのがお分かりいただけると思います。
132番は、どのパステル(パステルに含まれる油分量により、ぺんてる推奨)と合わせても、色味を抑える効果があります。
お手持ちのパステルで早速やってみてくださいね。
[うまくいかないときは…]
・パステルの先が汚れたり、塗りカスが付いたままではありませんか。しっかり拭ってから行いましょう。
・132番を塗り重ねるときに、力を入れ過ぎていませんか。元の色を取ってしまわないように、優しく、力を抜いて塗り重ねましょう。塗るというより、撫でるというくらいの感覚です。
・チョークアート用ボードの上で行いましょう。画用紙などでも多少は効果が分かりますが、ボードのザラザラ面で塗ってみるのと、画用紙のスベスベ面で塗るのとでは発色が違います。